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Barna Szabó

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バルナ・サボー 

 

1976年ティサケレシュトゥール生まれ。かつてハンガリーに属していたウクライナ西部で育つ。1996年から2001年までブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学でヤーノシュ・ヴァイダに師事し、2010年には、ジェルジュ・オルバーン、ゾルターン・イェネイ、ラースロー・ティハニに師事して作曲家としての学位を取得した。

一種の伝統主義者であるサボーの音楽は、西洋のポリフォニーやその他のクラシック音楽の特徴を取り入れており、ハインリッヒ・シュッツ、J.S.バッハ、プッチーニ、バルトーク、メシアン、ジェレミー・ラボック、モーリス・ホワイト、ジェルジュ・オルバーンといったメロディーや色彩への情熱を共有する作曲家から技術的な影響を大いに受けている。

彼の音楽は感情的でメランコリックな面と緻密な質感を合わせ持ち、重ね合わせた柔軟な節と和音の中にあっても入念な声部連結をもって構成されているのが特徴で、フランドル楽派や20世紀のハンガリーの合唱作品に特に魅了されていることが分かる。

彼の作品の大部分は混声合唱作品だが、歌曲、室内楽、協奏曲や交響曲も演奏されている。彼はバス・バリトンとして有名な合唱団のメンバーでもある。

特に1時間に及ぶ最大のオラトリオ作品である混声合唱とピアノのための「混声合唱とピアノのためのパッションオラトリオ」は初演、再演を行い、高い評価を得ている。

また、現在製作中のオペラ「カルネヴァール」はベラ・ハンヴァスの小説を基にしており、作曲家であるサボー自身が台本を書いている。

アラニ・ヤーノシュ作曲コンクール(2018)、トランスフォーミュージック国際作曲コンクール(2005)、コタ賞(2018)でグランプリ及び数々の賞を受賞。2002年より、ブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学とハンガリーのケチケメート市にあるコダーイ音楽学校の非常勤教授として、音楽理論、アナリーゼなどさまざまな音楽科目を教えている。

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